光アクセス回線って卸売しているの?


回線の卸売は、キャリア会社が有する通信回線網をその他の会社に対して利用する権利を与えるというものです。利用者からのメリットとしては、キャリア会社と直接契約するのに比べて、安い価格で回線を利用することができ、キャリア会社からすると契約の有無にかかわらずに収益を上げることができるというメリットがあります。
現在、この卸売が盛んに勧められているのが、携帯電話でLTEやWiMAXなどのモバイル通信で多く行なわれています。特に格安スマートフォンや格安SIMなどを提供している会社はこの方式で回線を利用する権利を購入し、ユーザーに小売りする形で行なわれています。
一方で、光アクセス回線などでは、あくまでも個別に契約するのが一般的でした。この理由としては、光アクセス回線など有線は利用する場所まで回線を引き込む必要があり、無線方式のLTEやWiMAXなどに比べて単純に小売りするのが難しいことがあげられます。
しかし、近年は無線方式も光アクセス回線と変わらない通信速度を実現するなどシェア競争が激化しており、2015年からNTTが有する光アクセス回線の卸売がスタートすることになっています。特に光アクセス回線は、NTTのフレッツがKDDIのau光のほか、地元の電力会社が提供するものしかなかったものが、NTTの光アクセス回線が使える場所であれば複数の会社から選ぶことが可能になります。また格安スマートフォンなどを販売している会社も参入すればモバイルとのセット値引きも期待でき、お得に高速の無線通信と光ファイバー通信を利用することができるようになると考えられます。